セルフネイルに必要なものは?基本の道具と使い方、失敗しないポイントをプロが解説!

ネイル

セルフでジェルネイルを始めるときにどんな道具が必要か迷いますよね。また、どうやって使うのか?セルフでも失敗しないかな?…など、色々な不安や疑問もありますよね!

この記事では、ジェルネイル初心者さんが揃えるべき最低限必要な基本の道具と使い方、失敗しないためのポイントを詳しくお伝えしていきます。

すでにセルフネイルをしているけど、なぜ失敗するのか理由が分からない!もっと上手くなりたい!と思っている方も、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!

【筆者プロフィール】

美容のプロとして施術経験を経て、現在は美容商社にて勤務。
また、自身のプライベートサロン”KOPEand…”[コペアンド]も運営。
このブログではスキンケアやネイル、マツエクなど美容をテーマにした記事を投稿しています。
ブログを読んでくださった方々に役立つ情報を配信していきます!

■保有資格
ネイリスト技能検定試験1級
美容師免許

◇目次
1.ジェルネイルに最低限必要な道具は?
1-1ベースジェル
1‐2カラージェル
1‐3トップジェル
1‐4ネイルブラシ
1‐5ネイルライト
1‐6ファイル・スポンジバッファー
1‐7ウッドスティック
1‐8エタノール

2.ジェルを塗る前の下処理は?
2‐1甘皮ケア
2‐2プレパレーション
2‐3油分除去

3.ジェルネイル 基本の工程(手順)
3‐1甘皮処理をする
3‐2爪の形を整える
3‐3プレパレーションをする
3‐4ダストオフする
3‐5ベースジェルを塗る
3‐6カラージェルを塗る
3‐7トップジェルを塗る
3‐8保湿ケアも忘れずに!

4.ジェルネイル 塗り方のポイント
4‐1ベースの塗り方
4‐2カラーの塗り方
4‐3トップの塗り方

5.初心者が失敗しないために注意することは?
4‐1甘皮処理を丁寧に行う!
4‐2ベースは表面がちゅるんとなる程度に!
4‐3はみださない!
4‐4カラーは一度に欲張らない!
4‐5何度やってもムラになる!
4‐6硬化時間をまもる!

6.まとめ

 

自宅で気軽にセルフジェルネイルを楽しみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。 
初めてセルフジェルネイルに挑戦する方や、これから必要なアイテムを揃えたい方のために、基本的な道具や手順を解説します。

また、ジェルネイル初心者さんが失敗しやすいポイントも分かりやすく解説していきます。

1.ジェルネイルに最低限必要な道具は?

セルフジェルネイルは、サロンに行かずに自宅で本格的なジェルネイルを楽しめる手軽な方法として人気です。しかし、初めて挑戦する方にとっては、何を準備すればいいのか迷うことも多いでしょう。ここでは、セルフジェルネイルに必要な道具と、初心者でも失敗しないためのコツをご紹介します。これからセルフジェルネイルを始める方は、ぜひ参考にしてみてください。

道具①ベースジェル

カラーを塗る前に使用する土台となるクリアジェル。爪とカラージェルの密着度を高め、モチを良くします。

道具②カラージェル

ジェルネイルの主役であるカラージェルは、好みの色を選んで使用します。
通常、カラージェルは2回に分けて塗ります。

道具③トップジェル

仕上げに使用する透明のジェルで、先に塗ったベースジェルやカラージェルを保護する役割があります。また、ジェル表面の光沢を与える役割もあります。

道具④ ネイルブラシ

ジェルを塗る際に使用するのがネイルブラシです。ベースジェル・カラージェル・トップジェル・アート等、それぞれ専用にネイルブラシを使い分けるのが一般的です。
ネイルブラシを兼用すると硬化後にトップジェルが曇るなどの原因にもなります。

道具⑤ネイルライト

ジェルネイルを硬化させるために必要な道具です。ジェルネイルは”光開始剤”が入っているため、光を当てると化学反応を起こしジェルが固まります。そのためネイル用ライトはジェルネイルには必須アイテムです。

UVライトとLEDライトがありますが、LEDライトの方が短時間で硬化でき、肌に負担が少ないとされているため初心者にもおすすめです。

また、ネイルライトを持っている方は、使用するジェルが自身が持っているネイルライトに対応しているか確認してから使用しましょう。例えば”LEDのみ対応ジェル”の場合、UVライトでは硬化できません。

道具⑥ファイル・スポンジバッファー

ネイルファイル(エメリーボードとも言います)は爪の形を整えるために使い、バッファーは爪表面の凹凸をなだらかにします。ジェルネイルの密着度を高めるために、バッファーで爪表面に軽くキズを付け爪表面のツヤを消すようにマットに仕上げます。

セルフネイル初心者さんが気をつける事として、キズを付けるだけで爪を削らないように注意しましょう。

道具⑦ウッドスティック

ジェルネイルのはみ出し部分を整えるために使用します。
汚れたら削ってキレイな面を使うことができます。

道具⑧ 消毒用エタノール

ジェル塗布前の消毒や油分除去、硬化後の未硬化ジェルを取り除くために使用します。
別途クレンザーやプレプライマーなど細かなアイテムを揃えるのが面倒な方は消毒用エタノールを1本用意しておくと代用でき便利です。

 

2.ジェルを塗る前の下処理は?

ジェルネイルを美しく長持ちさせるためには、ジェルを塗る前の下処理が非常に重要です。この下処理をしっかり行うことで、ジェルの定着がよくなり、モチが良くなります。また、仕上がりも一段と綺麗に見えます。ここでは、ジェルネイルを塗る前の基本的な下処理手順を紹介します。

①甘皮ケア

まず、甘皮ケアを行います。
ルーススキン(甘皮が伸びて爪にこびりついているもの)が残ったままだと、ジェルが浮いてしまったり、爪の際までキレイに塗ることが出来ません。
ルーススキンをしっかりと処理することで、ジェルがより密着し長持ちします。

甘皮が伸びて発達している方はカットしてあげるのもおすすめですが、全部切ってはいけません。
バイ菌が入って健康な爪が生えてこなくなる可能性もあります。
出血やささくれの悪化など、ネイルケアに馴れていないとケガをしてしまうこともあるので、馴れるまでは甘皮は切り過ぎないように注意しましょう。

②プレパレーション

爪の表面に軽くキズをつける「プレパレーション」を行います。
爪の表面がつるつるでキレイなままだと、いきなりジェルを塗っても爪に密着せず、はじいてしまいます。
そのためプレパレーションを行うことで爪の際までしっかりジェルが密着してくれるようになります。
ライトに入れようと思ったら最初に塗り始めたジェルがはじいてた!なんてことが起きないように爪表面のつやを消すようにキズを付けマットに仕上げます。

セルフさんで「ジェルネイルをしたら爪が薄くなった」という方がいらっしゃいますが、間違ったプレパレーションやオフの仕方が原因のことがほとんどです。

③油分除去

爪表面の汚れや油分を除去します。
油分が残ったままだとジェルがはじいたりジェルの持ちが悪くなってしまうため、専用のクリーナーや消毒用エタノールでしっかりと拭き取りましょう。
このステップを怠ると、ジェルネイルが浮きやすくなる原因となります。
この基本的な下処理を行うことで、ジェルネイルの仕上がりとモチが格段に向上します!

 

3.セルフジェルネイル 基本の工程(手順)

セルフジェルネイルは、自宅でサロン級のネイルを楽しむことができる反面、初めての方にとっては工程が少し複雑に感じるかもしれません。
ここでは、セルフジェルネイルを成功させるための基本的な工程を分かりやすく解説します。
初心者の方はぜひ一度ジェルネイルの工程を確認してみてください。

工程①甘皮処理をする

ウッドスティックを使って甘皮を押し上げ、綺麗に整えます。

工程②爪の形を整える

ネイルファイル(エメリーボード)で爪の形や長さを整え、スポンジバッファーで爪の角やバリがひっかからないように滑らかに整えます。

工程③プレパレーションをする

爪の表面にキズを付けジェルの密着を良くします。
上記にも記載しましたが、キズを付けるのみで爪を削り過ぎないように気を付けましょう!

工程④ダストオフする

爪の削りかすなどをキレイに取り除きます。
ダストが残ったままだと、ジェルを塗る際に凸凹になり表面がちゅるんと仕上がりません。
ダストオフにはエタノールやダストブラシなどを使用します。

工程⑤ベースジェルを塗る

表面がちゅるんとする程度にベースジェルを塗り、ネイルライトで既定の時間硬化します。
硬化時間はブランドによって異なる為、よく確認しておきましょう。
量が薄すぎるとフォルムが整いにくくムラになる可能性も。
仕上がりの美しさやモチにも影響が出るためここはしっかり適量を塗りましょう。

工程⑥カラージェルを塗る

カラージェルを薄く均一に塗り、ネイルライトで硬化します。
好みの濃さになるまで2~3回に分けて繰り返します。

工程⑦トップジェルを塗る

仕上げにトップジェルを塗り、ネイルライトで硬化します。規定の時間を守って硬化しましょう。

未硬化ジェルがある場合は、エタノールなどで拭き取りましょう。
最近では未硬化ジェルが出ないノンワイプタイプのトップジェルもあります。

工程⑧保湿ケアも忘れずに!

最後に、ネイルオイルやハンドクリームで爪と手肌を保湿します。
保湿することで甘皮処理後のささくれを予防したり、ジェルネイルのモチが良くなるともいわれています。
指先や手全体を美しく見せることもできるため、毎日の保湿ケアはおすすめです。

 

4.セルフジェルネイル 塗り方のポイント

セルフジェルネイルは、サロンに行かずに自宅で手軽に楽しむことができます。
しかし、綺麗な仕上がりや長持ちさせるためには、基本的な塗り方のコツを押さえることが大切です。
ここでは、セルフジェルネイルを初めて挑戦する方にも分かりやすく、基本の塗り方を解説します。
塗り方のポイントを抑えることで、プロの仕上がりに近づけることができますよ!

ポイント①ベースの塗り方

まず最初にベースジェルを塗ります。
このステップは非常に重要で、ジェルが爪にしっかり密着し長持ちするための土台を作ります。
またカラージェルがキレイに発色する為にもベースジェルは欠かせません。
ベースジェルは薄く均一に塗るのがポイントですが薄すぎてはいけません。
塗る厚さの目安は爪表面がつるんとする位の量を塗りましょう。
ジェルが流れたりはみ出しやすい方は、薄く2回に分けて塗ってもいいです。
爪のエッジ(先端の断面)部分までしっかり塗りましょう。
少しでもはみ出すと浮きの原因になり長持ちしません。
必ず皮膚と爪の境目は髪の毛1本分はわざと空けて塗ることをおすすめします。
何度も言いますが、ベースジェルが薄すぎたり、少しでもはみ出した場合はジェルの仕上がりだけでなく、もちにも大きく影響します!!!
ベースジェルはすべての土台になるため、しっかりポイントを抑えて塗りましょう。

ポイント②カラーの塗り方

次に、カラージェルを塗っていきます。
ここではワンカラーの塗り方を説明していきます。
まずはベースジェルを硬化後に薄く塗ります。

①1度塗り目はガイドラインを作る
厚塗りするとムラになりやすくなるのと硬化不良を起こす可能性があります。
カラージェルで失敗しないために、まずは少量をブラシに取り、1度目は多少のムラはOKなので、ガイドラインを作るように塗っていきます。
はみ出さないようにしっかりガイドラインを決めて硬化しましょう。

②2度塗り目は全体の塗りムラを整える
2度塗り目は1度目のムラを整えて発色させてから硬化します。
カラージェルで失敗しないために、2回に分けて塗り重ねるのがポイントです。
2度塗りで均一でムラのない仕上がりを目指しましょう!

ポイント③トップの塗り方
最後にトップジェルを塗ります。
トップジェルは仕上がりの艶と先に塗ったベースやカラージェルを保護する役割があります。
爪全体にしっかりと行き渡るように塗りましょう。
先端のエッジ部分にも忘れずに塗りましょう。

トップジェルを塗った後は、ライトで硬化し、最後に未硬化ジェルを専用のクリーナー又は消毒用エタノールで拭き取って完成です。
最近では未硬化ジェルが残らないタイプのトップジェルも多いため、ノンワイプタイプの使用もおすすめです。
ノンワイプタイプの注意点として、硬化熱(ジェルをライトで硬化する際に化学反応を起こしますがその際に熱が発生します)が強く出やすい傾向があるため、薄く均一に塗るようにしましょう。

 

5.初心者が失敗しないために注意することは?

セルフジェルネイルは自宅で手軽に楽しめる一方、初心者の方にとっては失敗しやすい部分も多いものです。
しかし、いくつかのポイントを押さえておくことで、初めてでもきれいに仕上げることが可能です。
この記事では、セルフジェルネイル初心者が失敗しないためのコツを詳しく紹介します。「なぜかムラになりキレイ塗れない」「長持ちしない」という方は、どこが間違っていたかぜひ参考にしてください。

①甘皮処理を丁寧に行う!

甘皮が残っているとジェルの密着が悪くなり、すぐに剥がれてしまう原因になります。
ウッドスティックやキューティクルプッシャーで甘皮を丁寧に押し上げます。
ルースキューティクルもしっかりお掃除してからジェルを塗布しましょう。

②ベースの厚みは表面がちゅるんとなる程度に!

ベースの量が薄すぎることはありませんか?
ベースジェルの薄すぎやムラはジェルの持ちに影響するため爪表面の凹凸が隠れる程度、表面が”ちゅるん”となる程度の厚みになるように調整しましょう。

③はみ出さない!

ちょっとでも皮膚についたところからジェルが浮きはじめ、ジェルのモチに大きく影響します。
そのためはみ出さないように塗ることが大切です。
硬化する前にはみ出しがないかしっかりチェックしましょう!

④カラーは一度に欲張らない!

カラージェルのポイントは「薄く塗り重ねる」ことです。
厚く塗ると硬化不良やムラの原因になります。
欲張って一度で濃く塗ろうとせず、数回に分けて重ね塗りし、毎回しっかりと硬化させることが大切です!!

⑤何度塗ってもムラになる!

「サイドにジェルが溜まって中央は何度塗ってもカラーがムラになる…」という方は「ハケ圧」が強すぎることが原因です。
ブラシは立てずに爪と平行になるように動かし、ハケ圧がかからないように優しく塗りましょう。
ブラシを爪に直角に立ててしまうとハケ圧がかかりやすくなります。
圧が入りやすい場合はブラシをねかせてジェルを誘導するように優しく塗るのがポイントです。

⑥硬化時間を守る!

使用するライトの種類(UVまたはLED)に合わせて、ジェルを硬化させる時間を守りましょう。
短すぎると硬化不良になったり、長すぎると逆にジェルが曇ったりすることがあります。
ジェルの種類によって推奨される硬化時間が異なるので、各ブランドの製品説明書をよく確認してから使用してください。

まとめ

セルフジェルネイルは、コツさえつかめば初心者でも簡単に美しく仕上げることができます。
最初は失敗することもあるかもしれませんが、上記のポイントを押さえて丁寧に作業を進めることで、徐々に技術が向上します。
慣れればサロンに行かずに好きな色やデザインを自宅で好きな時間に楽しむことができるようになるでしょう。

最近ではベースジェル・カラージェル・トップジェルがオールインワンタイプのジェルネイルもあるため、より気軽にジェルネイルを楽しみたい方はオールインワンタイプのジェルネイルもおすすめです♪
 
サロンに行かなくてもキレイなワンカラーが塗れるようになりたい!セルフでも3週間しっかりもたせたい!という方は、上記のポイントをぜひチェックして試してみてくださいね!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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